価格にウソをつくということ

見積書を作っているときによく思うことなのですが、「規定どおりの作業」に、時間と手間がかかるのはあたり前のことでも、それを知らない限り、お客さんは安い見積書に魅力を感じると思います。

ラクに仕事が出来る

私自身も安い価格で引き受けて、その場限りの見ばえだけの工事をしようとするのは簡単なことです。 というよりも、売り上げだけを追求するのならば、数多くさばける分そっちのほうが早くて、何よりもラクに仕事が出来ると思います。

でも、価格にウソをつくということは、仕事に対してもウソをつくということです。 だから、ひとつひとつ積み重なっていく単価の合計をしてみると、「ん~、ほかの業者を選ぶかなぁ」と思いながら、見積書を提出することもよくあります。

結局は、価格以外の選び方を知らないと、予算に応じた工事が可能なため、業者も価格で勝負するようになり、品質が下がるようになります。 ここで間違って欲しくないのは、高い見積書がいいということではありません。 いい値段の工事でも粗悪な工事も本当に多く、不当に高い工事で泣いている人が大勢いるのも事実だからです。

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